現在 午前4時。十分寝足りたのか、目が覚めた。
いつもなら、玄関ドアの新聞受けが鳴る時間。
現在我が家の新聞配達員は豪快に投げ入れるように新聞が家に飛び込んでくる。
その高いテンション音で目が覚めた日は、そのテンションを私は頂く。
その理由はわかっている。私は高校生時代、新聞を投げ入れる側だった。
おそらく、高校時代のテンションが蘇るのだろう。
息を荒げて新聞を投げ込んでいたあの頃のテンションが。
今日は、その音がするはずもない新聞休刊日だ。さみしい。
それはまるで小学5年生の時の初恋のミキちゃんが、遅刻の時間が過ぎても登校してこない朝の寂しさによく似ていてる。
今日のために私は計算しておいた。実は昨日の新聞を半分しか読んでいないのである。
もっと意味深い計算のできる男になってみたいものである。