今日お昼頃、何者かが僕を呼ぶ。耳を澄ますと吉祥寺駅西口ガード下にある「伊吹うどん」だった。
僕はお呼びに応えた。
伊吹うどんの伊吹島のいりこで取った出汁は、東北には無い味でとても新鮮。モチモチしたうどんは歯ごたえ抜群。その上に揚げたての天ぷらがのれば、うまさ3倍~4倍増し。
ん~、僕には白いごはんに三島食品の「ゆかり」も同じことがいえる。ごはんがうまくなる魔法の一品である。
今日は旬の舞茸が俺を呼んだ。そしてお呼びに応えた。
店内での食事は避け、テイクアウトを選んだ。
店員さんに「温かい舞茸うどん1杯、ネギとしょうがをたっぷりめでお願いします」と注文した。
過去にも同じオーダーをしたことがある。前回は、若い女性店員さんが、ネギとしょうがの量を目で確認させてくれた。「これ位でいいですか?」僕は喜んで首を縦に振った。
だが、今日はうどんに蓋が付いた状態で渡された。僕は店員さんを信じた。
イソップに戻り、僕は浦島太郎の気分になって玉手箱うどんの蓋を開けた。
😨ネギとしょうがは、ちょい増し程度。がっかり。
僕は学んだ。次回からは、誰にでもわかる「ねぎはうどんが見えない位、しょうが大さじ一杯」と言うことに決めた。
麺を食べ終わり、最後に出汁と舞茸エキスの天かすのハーモニー。うまさの第2波に襲われた。
僕は、ネギとしょうがのがっかりも、全て一緒に飲み込んだ。
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