2017/12/22
席替え
初恋のミキちゃん で思い出したこと。
学期ごとに行われた席替えという僕にとっては大イベントである。
現在のシステムは知らないけれど、当時はくじ引きシステムと記憶する。
現在のプロ野球ドラフト会議のイメージだ。
大昔の人々には川のそば、井戸のそばに人気があったようだがここは教室だ。
僕にとっての特等席はミキちゃんの顔がいつでもチラッと見える席
チラッと見えるのを好む男のロマン。
決まる席次第で明日からの登校する時間も楽しみが断然と変わってくる。
最前列は僕にとっては大外れになる、 好きなバンドなら話は別だが。
よそ見もできない。皆の視線が重くのしかかってくる。。
笑いをとるのも難しい位置。
先生と二人きりの感じも苦手だ。
一度だけ、特等席になることができた。
僕は張り切って最初の1週間だけは一番のりで登校した。
無駄な早い登校となった。
ミキちゃんは早登校するタイプではなかった。
僕はミキちゃんを時々チラ見した。そして時々、目が合った。
見つめ合うだけでニコニコだった。
過去にはそんな自分が住んでいた・・・うつくしい。
もうすぐ冬休み。 待ち遠しいけれど、ミキちゃんが見られない。さみしい。
でも僕はミキちゃんよりも冬休みのほうを愛した。
心の中でミキちゃんに言った 「こんな僕を許してくれ」
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髪を切って冬休みを迎えよう。
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