恐竜世界

悪魔は突然やってきた 。

時は6600万年前。地球の天下は恐竜だ。

悪魔の正体は直径14kmの小惑星、秒速17kmでメキシコ・ユカタン半島沖
に向かっていた。 100km先に5.6秒でたどり着く半端ない速度

そして悪魔は地球に衝突した。
衝突エネルギーは広島原爆の一億倍。
小惑星は深さ35km、直径200Kmの穴を開け即座に蒸発。

爆心地に近い場所では巨大な岩石の雨と共に衝撃波が発生。
半径1000kmの生物はすべて焼かれ消滅した。

衝突による津波の高さ約300メートル、津波の飲まれた恐竜もいた。

衝突で地中の花崗岩を粉砕し上空へと吹き飛んだ。
掘り返された地面の面積は関東野より広く、
膨大な岩石と粉塵が大気を漂っつた。
粉塵は大気圏を越える高さまで吹き飛んだ。
この時の空気の温度は10000℃。

2000km離れ衝撃波を逃れた場所でも10分後には災害が始まった。

大気に舞った粉塵は上空で冷やされて固まり砂粒ほどの球体に、
これらが再び大気圏に入る時に燃え上がった。
空全体は赤い溶岩の粉塵シートに見える。

 

地上60km地点で燃え尽きた粉塵は太陽の2~3倍の熱量。
灼熱の粉塵に植物が発火。
至る所で始まるマス・ファイヤーと呼ばれる、通常より熱い火災に。
すべてに木々が火が付いた。
台風のようなスピードの風が炎をあおりすべてを焼き尽くした。

火災の起きなかった場所でも高温の雲によって
気温は260℃まで急上昇し多くの恐竜を焼き尽くした。
2時間以内に景色は一変した。
まさに恐竜世界の終止符。

焦熱の粉塵は地球全体を覆い、陸上の生物はわずか数時間で壊滅的ダメージを受けた。

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灼熱の雲を切り抜けた海の恐竜たちは二次災害に。

追い打ちに衝突で富士山数個分の石灰岩と硫酸塩岩が衝突で極限まで圧縮され蒸発し大気中に放出されました。
それにより、太陽光は遮断され暗闇になり生き残った恐竜は狩りができなくなった。
光合成も止った。

さらに硫酸塩岩のチリは胃液ほどの強い酸性雨が1年ほど断続的に降り続け
海面付近のプランクトンは死滅。
巡り巡って2億年続いた恐竜世界にとどめを刺した。

 

小惑星衝突の二次災害がどれぐらい続いたのかは現在わかっていない。

衝突場所から採取した地層を分析中だ。

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ピンチは突然訪れる。髪は常に整えておこう。

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